【必見】Tポイント最強説
『ビッグデータ』
この記事を解説する上で、まずはこの言葉を説明します。
ビッグデータとは、従来のデータベース管理システムなどでは記録や保管、解析が難しいような巨大なデータ群。明確な定義があるわけではなく、企業向け情報システムメーカーのマーケティング用語として多用されている。
多くの場合、ビッグデータとは単に量が多いだけでなく、様々な種類・形式が含まれる非構造化データ・非定型的データであり、さらに、日々膨大に生成・記録される時系列性・リアルタイム性のあるようなものを指すことが多い。今までは管理しきれないため見過ごされてきたそのようなデータ群を記録・保管して即座に解析することで、ビジネスや社会に有用な知見を得たり、これまでにないような新たな仕組みやシステムを産み出す可能性が高まるとされている。
IT用語辞典
ちなみに、データの量(Volume)、データの種類(Variety)、データの発生頻度・更新頻度(Velocity)の3つのVから構成されているそうです。
上記のIT用語辞典にもあるように、単に“大量のデータ”ということではないのです。
このビッグデータ、身近なものに例えると何があるでしょう?
代表例はカルチュア・コンビニエンス・クラブが展開しているTポイントの「Tカード」です。
TSUTAYAが真っ先に思い浮かぶのではないでしょうか。
ではなぜTポイントが最強なのか?その成功法則を解説します。
まずTポイントカードのデータにはIDが結び付けられています。なのでそこから「どの年齢層が」「どちらの性別が」「どの商品を買ったか」が正確に分かるようになります。
そのデータを分析すれば、集客だけでなく、経営効率化の糸口になるのです。
要はTポイントはマーケティングなどを行う一種のデータ材料になるのですね。
Tポイント事業では、こうした幅広い提携会社を作ることにより、それぞれの拠点の特性に応じたユーザー層を獲得し、実際の年齢分布に会員構成を近づけようとしているようです。
2020年2月に発売された『シン・ニホン』という著書でも「これからはビッグデータとAIの時代だ!!」と言っています。
シン・ニホン AI×データ時代における日本の再生と人材育成 (NewsPicksパブリッシング)
- 作者:安宅和人
- 発売日: 2020/02/20
- メディア: 単行本
TSUTAYA、もといカルチュア・コンビニエンス・クラブは絶対に潰れないと言われています。
だってTSUTAYAの会員、何人いると思います?
※2019年4月の時点で約7000万人
そのマンモス会員のポイントと提携していれば、ライバル会社と差別化を図れる可能性が広がりますから。
(提携企業の離脱が相次いでいると言われていますが、まだ残っている大企業も多いですし、敢えて言うならここがカルチュア・コンビニエンス・クラブの経営能力の見せ所とも言えるでしょう)
これをご覧の会社経営者の方はTポイントやビッグデータと言える会社のポイントと提携を考えてみるのも成功法則となりえますし、面白いと思います。