【孫子の兵法 その3】戦わずして勝つ
強い者も戦えば消耗する
“戦わずして勝つ”のが最善である
久しぶりの「孫子の兵法」の記事です。
孫子曰く、戦の方法は
敵を傷つけずに勝つのが最善の策で
敵を打ち破って勝つのは次善の策である。
敵の軍団を傷つけずに勝つのが最善の策で
敵の軍団を打ち破って勝つのは次善の策である。
敵の旅団を傷つけずに勝つのが最善の策で
敵の旅団を打ち破って勝つのは次善の策である。
つまり、100戦100勝が最善ではない。
戦わずして勝つのが最善中の最善である。
歴史的な背景をそのまま言うと
戦争をして敵を倒すことには成功!!でも味方も陣内な被害を受けてかなり消耗してしまった(T_T)その場合はいくら強者でも弱体化は否めません。
今の世の中ですと(日本では)殴り合いの戦争はなかなかないので想像はつきずらいですが、企業の「競合」というところにフォーカスしましょう。
①商品の市場を取り合いになって、お互いにズルズルと困窮していく
②とんでもない商品力と技術力で新規参入を許さない
あなたが会社の社長ならどちらが望ましいですか?
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普通なら②ですよね
この様に少しでも時間的・金銭的なダメージを減らせたほうがいいのです。
もう一つの事例として、徳川家康が強固な家臣団を作り上げることができた背景が挙げられます。
有名な話ではありますが、武田家の滅亡にあたり織田信長(息子の信忠)は残った武田家臣を処刑する中、家康は積極的に召し抱えていったようです。
武田家以外にも様々な有力だった旧家臣団を心服させ徳川家の戦力にしていきました。
敵を力ずくで倒し自身が消耗するのではなく、時には戦わず相手を屈服させる重要性があるのです。
私もケンカは嫌いなので(←そういうことではない)殴り合いはおろか言い争いもしたくありません。
ですが仕事をしていると競合というのは必ず付いて回ります。そんな時、無駄な争いを避ける、また味方や仲間にできたらより大きなビジネスになるのではないでしょうか。