【アドラー心理学への序章】人が幸福感を得る方法
The person who has lived the most is not the one who has lived the longest, but the one with the richest experiences.
最も長生きした人間とは、最も年を経た人間のことではない。最も人生を楽しんだ人間のことである。
ルソー ジュネーヴ共和国(現スイス)出身の哲学者
「人生楽しんだもん勝ち」とはよく言ったもので、人は悩みが絶えない生き物です。
ですが人生に正解はありません。自分自身が本当に心から充実した日々を送るためには小さいことで悩んだりせず、日々を幸せに感じ過ごすことだと思います。
ですがこの“幸福観” 日本人や欧米人で少し変わってくることはご存知でしょうか?
今後、「アドラー心理学」の内容を書こうと思っているので、その序章として今回の記事を書きます。
(限定特装版買っちゃった)
脳科学的に解説しましょう。
日本人は「人に必要とされた時」
欧米人は「目標の達成や成功をした時」
これで幸福を感じることが多いです。
日本人はオキシトシンやセロトニンが放出された時に幸せを感じます。
この二つは「幸せホルモン」と言われており、気分を晴れやかにしてくれのだとか。
オキシトシンは親しい人とのスキンシップで
セロトニンはタンパク質の摂取や太陽の光を浴びる、ウォーキングでも分泌されます。
さらにこの二つのホルモンは心のバランスを整え落ち着かせるホルモン。これが「幸せホルモン」と言われる所以でしょう。
まとめると日本人は親密な人と一緒にいて協力したり愛情を感じたり運動や美味しいものを食べることで幸せを感じます。日本人の幸福は「承認されること、安心すること」によって得られると言っていいでしょう。
対する欧米人はドーパミンが放出された時だと言われます。
ドーパミンも食事やウォーキングの他、“目標達成”で分泌されるそうです。何かを達成した後に分泌され、その達成後にご褒美や達成感のようなものが与えられると分泌量が増えるとのこと。
具体的には「高い収入や社会的地位の確立」でしょうか。
よくよく考えたらアメリカのスポーツ選手は積極的に年俸の交渉を行ったり、交渉が難航すると違うチームへ移籍することが多い気がします。年俸で評価されないと成功したと感じず、幸福を得られないのでしょうね。
あともう一点
日本人はセロトニンで幸福を得ますが、なんと日本人はセロトニンの分泌が少ないそうです!!
セロトニンは楽観的に物事を捉える人の脳で多く分泌されますが、日本人はこの量が少ないため心配性の人が多い。そのため稼いだお金は貯金する割合が多くなります。
そう考えるとアメリカ人はいつも陽気な理由がわかる気がします。
遺伝子的には10倍アメリカ人はセロトニンを有効活用しているのだとか。
以上が人が幸福感を得る方法です。
次回以降で「アドラー心理学」を用いて日本人の承認欲求を否定していきますのでお楽しみに。
To be continued.