タダで仕事をしていいのか? 〜仕事の引き受け方の成功法則〜
タイトルを読んで、もし自分が仕事を無償で頼まれたら素直にYESと言う人は少ないでしょう。仮に過去にものすごくお世話になったとか、家族の頼みとかなら話は別かもしれませんが、常にボランティアで仕事を行なっていたらご飯が食べられませんよね。
このブログでご紹介している“成功法則”とは正反対です。
しかし!!!物ではなく技術を売りにしている職種は、結構タダで仕事を頼まれる事が多いです。
「体が凝ってるからマッサージして〜。」
「私不器用だから代わりにあれ作って〜。」
「絵描いてるんでしょ?じゃあ似顔絵描いて〜。」
などなど。
そして次に出てくる言葉はだいたいこうです。
「時間があるときでいいからさ。」「ちょっとくらいいいじゃん。」「友達でしょ?」
私は去年の4月からフリーランスとして働き始め実感した事が一つあります。それは材料費が掛からなかったとしても、「体力」も「時間」も「技術」も”お金”だという事です。
そう感じている時、何気なく見ているトレーナーさんのブログに興味深い記事を見つけました。
↓
ブログにプロフィールが載っているかもしれませんが、ここでもご紹介させて頂きます。
弘田雄士氏
コンディショニングコーチ
2014年よりラグビートップリーグチーム、近鉄ライナーズに所属。現在同チーム、ヘッドコンディショニングコーチとして、フィジカル強化及びコンディショニング教育を管轄する。
著名なプロ野球選手の息子として生まれ、幼少期より野球に没頭。しかし極度の重圧から技術停滞。大きな挫折の中、高校卒業後アスリートとしての野球を断念する事に。自分のような状況に苦しむアスリートを助ける専門家になりたい、とプロトレーナーの道を目指し単身渡米。オハイオ州立トレド大学にて運動科学を専攻し、米国MLB傘下3Aチームにて野球におけるレーニング・コンディショニングの経験を積む。2003年より千葉ロッテマリーンズのコンディショニング・コーディネーター就任。ボビーバレンタイン監督から絶大の信頼を得て、2005年同球団31年振りの日本一に貢献。薮田投手など個人トレーニング全般を指導した。2009年同球団を退団。2014年には、当時より親交のあった渡辺俊介投手のMLB挑戦をサポートするため、パーソナルトレーナーとして米国にも同行。
現在ラグビー業務の傍ら、社会人野球選手、大学野球チームの指導も行い、あと一歩のところできっかけをつかめずに苦しんでいる、アスリート達の“化学反応”を起こすプロフェッショナルとして、国内を飛び回っている。
2010年より整骨院併設のスポーツジム、『タチリュウコンディショニングジム』のコンテンツ統括ディレクターにも就任。延べ50名を超えるトレーナー、治療家のスタッフ教育を行う。多くのプロアスリートとの現場経験を通し、“実力があり、且つしっかりと食べていける本物のトレーナー”を一人でも多く輩出していく重要性を痛感。研鑽を続けつつ、後進指導にも力を入れている。株式会社スポーツカンパニー 公式サイトより
実際私はお会いした事はありません。勝手に載せてしまい申し訳ありません。
この弘田氏のブログにもあるように、専門職・技術職の仕事ほど”無償”を要求される事が多いです。実際頼んでくる人に悪気があって言っている訳ではないのは解っています。
しかし言葉を悪くして言うと、労働力を万引きしているのと一緒です。
自分の知識と技術を提供する以上、中途半端な事は出来ないし、だからこそ何でもかんでもタダで請け負う事は出来ないと思います。
「金を払う」とは仕事に責任を負わせること、「金を貰う」とは仕事に責任を負うことだ。
らーめん才遊記 芹沢達也