【アドラー心理学の応用】世界最大級のマーケティング組織BNI×承認欲求
-人生はシンプルで、人生は思い通り-
ここまでアドラー心理学についての著書「嫌われる勇気」の内容を解説してきました。
ですがまだまだ重要なことを解説するには程遠いでしょう。
良作ですので是非ともご自身の手にとって読むことをオススメします。
おそらくアドラー心理学の記事はこれで最後です。
今回の内容は、タイトルでもあるように世界最大級のリファーラルマーケティング組織『BNI』と絡めた内容です。
なので、BNIに入会されている方向けの内容ですから、ひょっとしたら訳が分からないかもしれません。
もし、お読み頂き「何だか面白そうな組織だな」と感じていただけたら是非お調べになってみてください。
(リンクは一番下に貼り付けます)
まずはおさらいです。(最初のリンク記事参照)
人はどういう時に幸福を得るのか。
日本人は他人から承認されることで得られるというのが脳科学的に証明されています。
ですので親密な人と一緒にいて、相手から必要とされたり役に立つことが幸福感を得る一番のキッカケでしょう。
ですがそこでアドラー心理学です。
アドラー心理学では「承認欲求は要らない」と言い切っています。
なぜなら自分らしく生きるためには承認を求めては相手に合わせた人生になってしまう。
なので自分らしく自由に生きるために『課題の分離』を行なって「自分の課題」に集中し「相手の課題」には関わらない。そのため『嫌われる勇気』を持って他人と接した方が不自由なく幸せだよ、ということです。
“言うは易し行うは難し”かもしれませんが実際否定しきれないところが多いのも事実です。
この本を読んで「人生観が変わった!!」と太鼓判を押す人は多いのも私は納得しています。
次に少し話を変えて上述したBNIの話をしましょう。
BNI®は世界最大級のビジネスリファーラル組織です。
BNIは、経営者や事業者がお互いにビジネスの紹介(リファーラル)を交わすことを通じて、
売り上げを拡大するための仕組みと環境を提供しています。
ちなみに2020年3月現在で27万人超の方が参加し、約1兆8590億円の経済効果が出ております。
BNIという組織には理念があります。それはGivers Gain®というものです。
意味は「他のメンバーにビジネスを与えれば、あなたにもビジネスの機会が巡ってくる。」
つまり、お互いの助けとなる信頼関係に基づいたチームを作ろうということです。
実際にあった事例でいうと
- 継続的な大口取引先ができた
- 異業種同士で仕事のチームを組めた
- 経営のスキルが上がった
- 3ヶ月で90人の新規顧客を得た
などがあります。
BNIにはコアバリューがあります。Givers Gain®もその一つですが、今回は以下の一つだけ解説します。
「Recognition」
BNIでは「承認」と訳します。そう!アドラー心理学でおなじみの承認欲求の承認です!!
BNIの文化でメンバーを承認するということがあります。
自分のために仕事を紹介してくれたり、人脈を広げてくれたりしたので「ありがとう❗️」という感謝の意を込めて貢献を承認するのです。
※これは年に一回のイベントです
ここからはBNIを退会してしまうことへの考察です。(仕事を退職される方の心理にも応用できるかも)
仕事に根付いた組織ですと、もちろん結果を求められます。
もちろんBNIのメンバーも例外ではありません。
しかし、貢献の量に反して自分の仕事に結びつかなければどうでしょう?加入している意味が見出せなくなる方も多く、辞めていってしまうことになります。
職場でも同じ事って起きますよね。頑張っても結果が出なければその職場にいる意味が分からなくなります。
ですがそんな時こそアドラー心理学を思い出してみましょう。
承認欲求に捕らわれてしまうと自分の幸せが見出せなくなるのですよね?
だったら承認なんかされなければいいのです!
BNIのコアバリューを無くせ、と言っているのではないですよ。承認されることを念頭に置くのをやめましょう。
だって辞めていってしまうのは結果がついてこない、意味が見出せないのであれば、つまり自分の努力を承認されてないと感じているからってことですよね?
それじゃあ本末転倒じゃないですか。
かっこよく「礼はいらねぇぜ」と言ってやりましょう。
「課題の分離」を持ち出して考えたら貢献するのは自分の課題、承認や感謝をするのは相手の課題です。相手の課題には触れないようにしましょう。
オイオイ!そんなんじゃモチベーションを保ってられないよ😡という方
確かにそうです。結果あっての仕事ですから。
ですがモチベーションを保つ秘訣は一つです。
それは“自己満”です。
自己満でしたらそれは常に自分の課題ですよね。
相手のためになることをしたら一人でほくそ笑む、これでいいんじゃないかと思います。
ここまで3部作でお届けしました。
ですがまだまだ大事な点は数多くあります。
ここまで読んで「自己満じゃただの自己犠牲になるんじゃ…」と思うかもしれません。
確かに背中合わせの考え方です。
もしよろしければ下記のリンクの記事も読んでみてください。何かヒントになれば幸いです。
今回の記事はかなり長文なので話がよくまとまっていないと感じたのであれば申し訳ありません。
ここまでお読みいただきありがとうございました。
bni.jp