【孫子の兵法 その2】組織が負ける6つのパターン
『決して真似してはいけない人災』
そう銘打ってこの記事を始めます。
歴史上では戦に敗北した軍には共通点があり、6つのパターンに分けられます。
現代ビジネスでも同じことが言えますのでこれらに当てはまらないことが成功法則になります。
早速6つのパターンをご紹介します。
- 走(逃げる軍)…味方を分散させて敵に当たらせる
- 弛(弛む軍)…兵が優秀だが、将が無能
- 陥(欠陥のある軍)…将が優秀だが、兵が無能
- 崩(崩れた軍)…現場指揮官の統制がとれない軍
- 亂(乱れた軍)…将が軟弱で兵を甘やかす軍 ※読み方は「ラン」
- 北(敗北する軍)…敵情を把握する能力がない軍
ではそれぞれを現代版に置き換えて解説しましょう。
1.走(逃げる軍)
能力をはるかに超える仕事を押し付けること。こうすると社員は逃げていきます。
信頼して任せるのと、能力を見誤り押し付けるのでは大違いです。
結果的に社内の力が分散してしまいます。
2.弛(弛む軍)
優秀な人材がダメダメな上司の下にいる組織です。
上に立つものは常に勉強します。社長が成長を止めたら会社の成長が止まる、と言われる所以です。
3.陥(欠陥のある軍)
2の弛とは逆で上司が優秀でも部下がダメダメすぎても良くないです。
人材育成を常に行いましょう。
4.崩(崩れた軍)
2に似てる気がします。天下り人事でよくあることです。
現場監督者が実務を理解していないパターンです。
5.亂(乱れた軍)
社員の教育不足などで制御できなくなった組織です。
部下たちは傍若無人でわがままになることもあり、組織を維持することが難しくなります。
6.北(敗北する軍)
競合や市場を把握できていないため結果的に力を分散させてしまったり、自分たちに見合った仕事ができない状態です。
こうした状態を防ぐために、上司は学び続け部下には教育をし続けなければなりません。
そのため常に研究をすることが大事です。